法律的な戦闘の定義とは 南スーダンで「戦闘」はなかった?

ナツコ
先生こんにちは!
先生
こんにちは。今日はどうしたんですか?
ナツコ
この間こんな記事を見たんだけど、言い方を変えるだけで法律って逃れられちゃうんですか??
もしそうなら、私もあんなことやこんなことを言い訳しつつやってみようかと思いまして!(笑)
参考:稲田防衛相「『戦闘行為』って言うと憲法9条に違反しちゃうから、南スーダンで起こっているのは『武力衝突』って大本営発表したよ!
先生
なるほど。防衛相の稲田さんの答弁に関する記事ですね。
これ、実はとても重要で深い話だったりします。 少し説明しますね。
先生
まず、一般的な単語と法律的な単語の違いについて理解する必要があります。
例えばえりこさんは「戦闘」ってどんな状況を想像します?
ナツコ
うーんと、銃とかバズーカがバンバン打たれて、人がたくさん倒れてる感じ?
先生
そうですね。では法律的にはどうなのか見てみましょう。

重要影響事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律

.. 3  後方支援活動及び捜索救助活動は、現に戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。以下同じ。)が行われている現場では実施しないものとする。ただし、第七条第六項の規定により行われる捜索救助活動については、この限りでない。

重要影響事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律

先生
おわかりでしょうか?
法律的に、戦闘かどうかの境界線は【国際的かどうか】にあるのです!
ナツコ
へー…って、国際的ってどういう意味?
先生
ここは少し曖昧なところではありますが、 例えば国同士の戦争は明らかに「戦闘」だといえるでしょう。
ナツコ
じゃあ、戦争してる場所に行かない限り、武力行為もOKってこと??
先生
後方支援活動と捜索救助活動はに限られますが、そうともいえますね。
実際、内戦は国際的では無いとして自衛隊が派遣されてます。野党は反対していますが、 自民党としては、国際的な武力紛争=国同士の紛争と解釈し、内戦は戦闘ではないと解釈しています。
ナツコ
戦車とか核爆弾とかでてきたらどうなるの?
それでも「戦闘」ではないのかしら?
先生
条文を解釈する限り、戦闘かどうかを決めるのはあくまで国際的かどうかです。
どんな凶悪な武器を使って何人の人が犠牲になっても、国際的な武力紛争でなければ戦闘ではなく、 自衛隊が後方支援活動や捜索救助活動を行うことも違法ではありません。
一般的な感覚とは違うかもしれませんが、法律ではそう決められているわけですね。
ナツコ
なるほどね〜
でももし、国民みんながこれは戦闘だ! って言ったらどうなるんだろう?
法律が常識遅れなっちゃったりしないのかしら?
先生
法治国家ではみんなの意見や個人の見解より法律が強いです。
もし国民全員が反対しても、法律を変えない限りは法律がただしいといえるでしょう。
ナツコ
え!?
それじゃあ国民みんなが逮捕されるようなこともありえるってこと?
先生
無いとはいいきれませんね。
とはいえ、常識的な国民が選んだ国会議員が法律を日々更新されていますから、国民全員が反対するような法律は国会で改正されることになるでしょう。
ナツコ
あ、なるほど!
だから選挙に行かなきゃいけないのね!
いい人が国会にいないと、嫌な法律がずっと残ってたりしちゃうんだ・・
先生
行かなきゃいけない!と言うものではないですが、
「この法律が間違ってる!」など強い思いがあるならば、その思いを同じくする人に投票するのがいいでしょうね。

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