行方不明者は、7年で死亡扱い?

2012年4月~9月放送のアニメ『氷菓』(ひょうか)で、下記の内容が放送されました。

ヒロインの千反田 える(ちたんだ える)のおじ・関谷 純(せきたに じゅん)が10年前マレーシアに渡航後、7年前にインドのベンガル地方で消息をたったという内容です。おじは、行方不明になってちょうど今年で7年たち、死亡扱いになってしまう。そのため、ヒロインは大好きだったおじのとある謎を解いてほしいと主人公に依頼する。

この物語の中で、気になったのはおじが行方不明になって7年で死亡扱いされてしまうという点です。

警察庁のデータによると毎年、約8万人の行方不明者がいるようです。こんなにたくさんの行方不明者がいますが、大半は見つからないとのことです。

……非常に残念です。

また、こんなに行方不明の人間がいるのに、一般的に不思議とほとんどの人が行方不明についての手続きなどの法的な詳細を知らないようです。

まして、行方不明に期間があるということすら知らないという方が多いようです。

では、行方不明の手続き方法や行方不明期間はどのようになっているのでしょうか?

行方不明は、いつまで続くの?

民法30条によると蒸発などの行方不明の人の家族は、失踪期間が7年以上続くと、家庭裁判所に失踪宣言を申し立てて、行方不明者を法律上死亡したものとみなすことができます。

また、失踪宣言の手続きに必要なものは、下記のものです。

申立てに必要な費用

  • 収入印紙800円分
  • 連絡用の郵便切手
  • 官報公告料4298円(失踪に関する届出の催告2725円及び失踪宣告1573円の合計額。裁判所の指示があってから納めてください。)

申立てに必要な書類

(1) 申立書

(2) 標準的な申立添付書類

  • 不在者の戸籍謄本(全部事項証明書)
  • 不在者の戸籍附票
  • 失踪を証する資料
  • 申立人の利害関係を証する資料(親族関係であれば戸籍謄本(全部事項証明書))

※ もし,申立前に入手が不可能な戸籍等がある場合は,その戸籍等は,申立後に追加提出することでも差し支えありません。

※ 審理のために必要な場合は,追加書類の提出をお願いすることがあります。

もしかしたら、家族や知人が行方不明になってしまうことがあるかもしれません。そんな時、法的な手続き行うことで心の整理ができることがあるかもしれません。

その選択肢の1つとして考えてみてください。


解説記事一覧

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

SNSでもご購読できます。

コメントを残す